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ぼくがesqの2ndアルバムの曲作りをやっている頃でした。
ある日、車のラジオから流れてきたフォークタッチの曲に耳を奪われました。
フィドル、と表現した方が良い感じのヴァイオリンのメロディがとても印象的で、ああ、こんな雰囲気の曲が自分のレパートリーにもあったらいいな、と思い、その雰囲気を忘れないうちに家に帰り、曲を作り始めた事をよく覚えています。
結局その曲は「抱きしめよう」となり、最初のイメージのように、くじらさん(ムーンライダーズ)にヴァイオリンを弾いてもらうことになったのですが、イメージの元になった曲は、確かアイルランドの兄姉グループ、The Corrsの曲だったということだけを覚えていました。
こういう場合は下手に、最初にイメージを与えてくれた曲をちゃんと聞かない方が良い場合が多く、そのまま2度と原曲を探すことも、聴くこともありませんでした。
さっきいろいろと検索していて、ふとそんなことを思い出しあれこれYouTubeで聞いていたら「Runaway」という曲だということがわかりました。
1995年のヒット曲ということで1996年の「ジャンボリー」発売ともタイミング的にぴったりだし、長いこと忘れていた事を思い出して気持ちよかったので書いてみました。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=A87Mqo_yDV4
ここに貼った動画はオリジナルではなくアンプラグドスタイルで演奏されたものですが、原曲の良さはそのまま残っています。
特にぼくが好きなのは、歌が終わった後のヴァイオリンのメロディが繰り返すところで、そこだけコード進行が微妙に変わるところが今聴いてもとっても好きな感じです。
演奏の最後、ピアノがちょっと間違えるところ、その瞬間のメンバーの表情も傑作で笑ってしまいますが。
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