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DVD、1枚目の特典映像、アーティスト写真について語るコーナーを見ましたが、若干ぼくの記憶と違っているので、この場でコメントしておきます(笑)。
2枚目に出てきたブルース・ブラザーズ風の写真が紛れもなく、ぼくらの最初のアーティスト写真であり、デビュー前に撮影しました。
特典映像の中で、一番最初のアーティスト写真として出てきた、モノクロのものは、デビュー後、最初の新譜ジャーナルでのインタビューを受けたときに、事務所の屋上で撮った写真だと思います。
なので、あのモノクロ写真はアーティスト写真ではありません。確かうちを探せば当時の新譜ジャーナルがどこかにスクラップしてあるはずです。
1stアルバム「スターダスト・レビュー」に載っている、カンカン帽っぽいものをかぶっている写真が、我々がプロのカメラマンに撮ってもらった一番最初の写真なのですが、あまりにも借りてきた衣装をそのまま着ている感じで、とてもアーティスト写真にはできなかったので、事務所が決まり、新たに撮ったのが、伊集院氏がコンセプトを考えた、あのブルース・ブラザーズ風のやつです。
1stアルバムの制作時には(特典映像で語られているように)ぼくらの事務所はまだ決まっていなかったので、ビジュアル関係をとりまとめるスタッフが存在せず、なかなかアーティスト写真を撮る状況ではなかったのですが、アルバム完成後ようやく事務所が決まり、当時のスタッフがユーミンのライブ制作に関わっていた関係から、ユーミンのステージプロデュースを手がけていた、伊集院静氏にお願いすることになったという経緯です。
伊集院氏は後に、根本要氏とぼくが、薬師丸ひろ子さんのアルバムに曲を書いたときに、歌詞を書いてくださったのですが、確かアルバムの歌詞の中に16号線、というフレーズが入っていたような記憶があります。それは我々が曲を書いたことを、さりげなく、埼玉方面へもつづく国道16号線にひっかけて登場させた、と人づてに聞いた記憶があります。
というのが、ぼくの記憶でした。
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